開かれた魔法

本は開かれている。時を超えて、国を超えて。自分の枠を超えてどこまでも行ける気がする。そんな本の魅力にとりつかれた女子の書評ブログ。

2018-11-21から1日間の記事一覧

沼地のある森を抜けて

あれは小学校の国語の授業のときのこと。物の目線で詩を書くというお題が与えられた中、床の視点で書いた同級生がいた。床はみんなに踏まれて可哀想という詩の内容よりも、私には、床を一個のものとして捉えていることが印象的だった。鉛筆や消しゴムは一個…